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コラム

創るよろこび、造るたのしみ。
コラム「創るよろこび、造るたのしみ。」は、鉄骨業界の話題を幅広く取り上げています。
最近の出来事に対し筆者が感じたままを、あるいは鉄骨業界の話題を鋭く分析、解説しています。よろしくご高覧いただければ幸いです。

積算有料化にむけて

山本泰徳((株)ステントス代表取締役)

見積書=お客様に購入頂くための、売り側の意志の表現方法と思います。
車販売業、小売り業等各種の業界でも当然物販業であれば、見積書作成は販売側にすれば当然の行為であると思います。「定価」に対して「販売価格(値引き)」を検討すれば良い行為です。
建設業は違います。見積行為に対するかかる労力は相当なものです。なぜならば単品販売では無く、複合部分のトータルコストであり、「定価」が存在しない業界だからです。
鉄骨であれ、鉄筋であれ、積算作業は熟練社員の経験が必要です。
何故か躯体部の重要な積算作業を長年「ただ働き」させられております。
「積算」も立派な技術です。技術の世界でただ働きは言語道断の行為です。
建設会社も「無料」だから安易に各社に鉄骨見積もりを依頼して、一番数量の少ない項目と一番安い単価を組み合わせて、「世にも不思議な鉄骨見積書」が出来上がるわけです。
ファブ側の背景には①積算する熟練社員の減少②未確定工事に労力を割くことへの抵抗
それらが原因で積算精度の劣化、数量のばらつきが発生して、「世にも不思議な鉄骨見積書」が出来上がる大きな原因であると思います。
これが「有料」となれば、当然依頼側も「考えて」見積もり及び積算を依頼しますし、依頼された側も真面目に積算・見積もりをする流れができると思います。
勇気をもって、ファブ業界として「積算の有料化」を推し進めるべきだと思います。
はじめは抵抗があるでしょうが、我々専門業者が有料化を推進すれば、民間工事でも建設会社が事業主に対して見積書の有料化を進めると思います。
専門業者の技術・経験を軽んじる今の建設業界の風潮の中で、改善の第一歩として「積算=技術=お金に換算」する事を是非日本の建築業界で実現して欲しいと思います。

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